オフシーズンは、社員による現地勉強会や技術研修会、忘年会などがあります。
地すべりや斜面崩壊は、一度発生すると大規模な被害をもたらします。復旧には、調査から解析・設計まで、地質学・地形学・土質工学などに裏付けられた高度な知識・技術が要求されます。
ひとつとして前例がない事象に対して、当社では現地を深く掘り下げるとともに、蓄積したノウハウと最新技術を融合させ、研究しながらコンサルティングを行っています。
近年、地震や大雨災害の影響で地質・軟弱地盤などへの関心が高まっています。
当社では、道路や河川構造物、建築物の基礎調査として、地質・土質調査を実施。さらに、地質と土質の専門知識を生かして、現地地質踏査やボーリング調査をもとに解析を行い、設計に資する基礎情報を提供しています。
森林は、防災をはじめ、多面的公益的機能を持っています。治山は、地すべり・崩壊の抑止、抑制や渓流の土砂移動の調節による森林の保全を通じて人命と財産を守り、防災と環境の調和を目指します。計画・設計では、狭隘な山地や人家の近くなので、住民や施設に負担がないよう、また、安全な施工ができるよう工夫をしています。
当社の測量は、主として森林土木設計のために実施しており、山地斜面や渓流を対象とすることが多いです。森林土木の設計では、斜面や渓流の微地形を把握することが重要なため、測量も細かい観察と経験が必要となります。最近は航空レーザー測量の利用や、UAVレーザー測量を実施し、迅速化・高機能化を図っています。森林整備の調査にも有効活用しています。
森林の機能を維持増進する目的で、過密な林相に光を入れる間伐や、荒廃地の植林の計画を作成します。林相の現地調査とともに、ドローン画像解析やGNSS(GPS)測量を駆使して実施します。
治山工事により、生物多様性が損なわれることがあります。水生生物の移動阻害、希少動植物の生育基盤のかく乱などを回避するための事前調査を行い、魚道の設置等、適切な対策計画を立案しています。